G式、音楽を嗜む。

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U10000の安イヤホンレビューしてみた【20180112更新】

どうもG式です。

 

実は最近、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)を買いました。こちら、
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SONYWALKMAN NW-A36です。eイヤホンという音響機器専門店で2,3時間視聴して買いました。
型落ち+中古(ただし箱付属品含め完全に揃っている状態)だったので27900円で買えましたが、たぶん発売当時であれば35000〜40000円くらいの代物だと思います。
で、このDAPを選ぶにあたり視聴に使っていたヘッドホンがこちら、
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audio-technica(いわゆるオーテク)のATH-A900Zです。
これも新品だと27000円くらいするものなんですけど、箱なし完動品中古で約15000円で買いました。両方ともかなり状態のよい中古だと思います。
(完全に補足なんですけど、ソニーとオーテクの組み合わせって結構悪いことが多いんですよね。というのも、ソニーのプレイヤーやイヤホンの目指す「ドンシャリ」の低音と、オーテクの基本得意とする低音が変に強調しあって、バランスが崩れやすいんですね。でも、なぜかこの組み合わせは奇跡的にマッチングして、当初全く買うつもりのなかったWalkmanの箱をレジに持っていった時は、人生って不思議だなーなんて思っていました。)

 

さて、ここまで皆さん読まれたときに、「なんだ、私には関係のない記事だな」とブラウザバックされるかもしれません。待ってください。
私も分かっています。たいていの方は1万を超えるイヤホンを持っているだけでわりとビビるということを。プレイヤーとヘッドホンの組み合わせ価格が実質5万を超えたあたりから「沼」の存在を感じることを。
しかしですね、今回書きたいのはそんなハイエンドな世界ではなく、
今まで聴いてきた1万以下のイヤホンで、ボク的に好きか嫌いかを分けるだけです。
まあボクもガチ勢からすれば大したことないほうなのは分かっています。だからこそ、音質厨と一般的な方の中間くらい(しかも遥かに一般寄り)に位置するボクが書くわけです。

ただ、イヤホンのレビューってそのスペックよりも遥かに好みの問題なので、
ボクが「キングオブクソ」と判断したイヤホンでも、何万もするイヤホンより遥かに好きと判断する人もいるっちゃいるわけですね。難しい。
つまりボクの備忘録以外の何物でもない記事ですので、万に一人ボクと感性を同じとする人がいれば参考資料として使えるのではないでしょうか。
で、ボクの考え方として、「ちゃんと曲を聴くならイヤホンじゃなくてヘッドホンのほうが良くね?」というのがあり、しかも幅広いジャンルの曲を聴くことから
イヤホンに求めるものが
・長時間聴いても疲れない
・音質が不快でない
・そんなに価格が高くない
・特定のジャンルに特化していない
ことなのです。

 

ではでは、長い前置きは済んだことですので、早速レビューしていきましょう。

 

※2018年1月12日に、もっと平等な条件下で訂正しました。赤文字はそれだとおもってください。

 

【環境】
再生機器は上述のDAPWALKMAN NW-A36)を用います。設定は以下の通り。

・フィルターはシャープロールオフ
・ゲインは-3dB(推奨設定)
・DSEE HXはオフ
・DCフェーズリニアライザーはオフ
・VPTはオフ
・ダイナミックノーマライザはオフ
・Clear Phaseはオフ
・ノイズキャンセルはオフ(対応機器でも)
・ワイヤレス再生品質はLDAC音質優先

意味不明だと思うので全スルーしてもらっていいです。

レビュー曲ですが、
しあわせのランプ/玉置浩二
声の加工が少なく、楽器がおそらく生音でレコーディングされています。ボーカルは低め。曲調は静かめです。
イーディエム・ジャンパーズ({E+H}DM Reboot)/かめりあ feat.ななひら
いわゆる「音ゲーっぽい曲」。たぶん全部打ち込みのEDM。ボーカルは高め。曲調はかなり騒がしい。

の2曲とします。共にCDから無圧縮FLACでインポートしています。

(他の曲も何曲か聴いています)


まずはこれ。
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audio-technicaATH-J100
得体がしれない代物です。というのも、以前2年ほど契約していたmusic.jpの抽選で当たった景品なので、マジで得体のしれない代物なのです。ただ、以前ドン・キホーテで見かけて、確か3000円以下だった気がします。
(この記事書く上でamazonで調べたら、1200円くらいでした。そんなに安いのこれ。)
【評価】☆☆☆☆
見ての通りカナル型ではないのですが、装着性音質含め全てが「長時間視聴しても疲れない」ように配慮されている気がします。なので、はっきり言ってメリハリのある音ではないのですが、それがいい意味で活かされています。あとやっぱり、このDAPとオーテクの相性が妙に良いんですよね。
でも、遮音性は限りなく0に近いので、外で聴くには向いていないです。スマホで寝転びながらYoutubeを見る時とかに最適かと思われます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FAIJT3Q/ref=cm_sw_r_cp_apa_3cQuzb1V1RA9C

 

次はこちら。
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SONYMDR-NWNC33
実家のような安心感。8年くらい使っています(途中断線により2回買い換えていますが)。本体だけを購入したことはなく、いつもWALKMANの附属品として入手していたのですが、単価は5000円弱くらいなんですね。
【評価】☆☆☆
ど安定ですね。万人受けしそうな音です。装着性もかなりいいです。この価格帯でノイズキャンセリングにも対応しているあたりが強いです(まあボクホワイトノイズ苦手なんで使わないんですけど)。でも低音に比べて、めっちゃ中高音が弱いです。

(追記)設定を変えても低音が気になるので、根本的にSONYの低音がニガテなのかもしれません。WALKMAN愛用者とは思えんな…。
https://www.amazon.co.jp/dp/B003FZB9T8/ref=cm_sw_r_cp_apa_QhQuzbB07C8KX

 

つづいて。
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SONYMDR-NW750N
このプレイヤーの附属品です。開封したときに、あまりのお洒落さに「Sシリーズとはやっぱり格が違うな…」と上のイヤホンを横目に見ながら呟いていました。単価9000円くらいです。
【評価】☆☆☆
主に上との比較なんですけど、確実に音質は向上しているのですが、装着性があまりよくないのが残念です。これに9000円出したくないなぁ…というのが正直な意見です。

(追記)設定を変えても低音が気になるので、根本的にSONYの低音がニガテなのかもしれません。WALKMAN愛用者とは思えんな…。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0155O0BW2/ref=cm_sw_r_cp_apa_JQQuzbT0A2A7W

 

つづいて。
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SHURESE112
断線寸前です。これ買った当時音の良さに衝撃を受けました。SHUREはSE215というイヤホンが引くほど有名で、価格がちょうど10000円強くらいでリケーブルできることから、そのへんの入門として買う人がめちゃくちゃ多いんですけど、私はこちらのイヤホンの音の方が好きです。価格は5000円弱です。
【評価】☆☆☆☆
すごくバランスがいいです。5000円は破格だと思います。どんな曲調でもちゃんと鳴らしてくれます。高遮音性で外でもガンガン使えます。ただ曲によっては音がフラットになりすぎるきらいがあります。

(追記)この上位モデルにかの有名な「SE215」がありますが、遥かにこちらの音のほうが好きです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00KI94I0G/ref=cm_sw_r_cp_apa_ItQuzbJ7DZBDX

 

つづいて。
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MimiryのBE1M
左右独立して使えます。ステレオでも聴けます。1回Bluetooth試してみたかったので、2000円強のこれを買ってみました。
【評価】☆☆☆
上述した環境の項目に
・ワイヤレス再生品質はLDAC音質優先
というのがあったのですが、これだけでかなり音質が良くなります。ワイヤレスでここまで鳴らせるんだと感動しました。というか音の指向性だけだとこの中でもかなり上位です。装着性もかなりのものです。ただこのイヤホンの問題点は音質でも装着性でもなく、接続が弱いことと音量の選択肢が少なすぎることです。はじめて接続する際は絶対耳に装着しないでください。爆音が流れます。音量調整が難しすぎるので、かなり限られた環境でしか聴けないと思います。あと、これは由々しき問題だと思うのですが、左右の区別が全くつかないので、ステレオの際は一旦聴いてチェックするしかないのも逆に不便です。いろいろ惜しいイヤホンです。

(追記)ぜんぜん関係ないけど「イヤホンしながら自転車漕ぐ」ってのをこのイヤホンではじめてやってみたのですが、なにあれ危なすぎるでしょ。怖すぎてすぐ止めました。真似しないでね。

 https://www.amazon.co.jp/dp/B06XQRL4FS/ref=cm_sw_r_cp_apa_31RuzbV54FK1F

 

つづいて。
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beatsのMHD02PA(たぶん)
音響機器界のファッションリーダーことbeatsのイヤホン。メルカリにて3000弱で購入。定価は約10000円。この値段差は…?
【評価】☆☆
イヤホン部分が重くて耳が物理的に疲れます。そして何より、というか皆さんご存知の通り、
低音うるせえ!!
うるさすぎて他がマトモに聴けません。

(追記)beatsは何ていうか、音はいいんだけど、それと値段が釣り合っていないというか、この音質もっと安くで手に入るよね?って感じの商品を提供してくるきらいがあるから、やっぱりファッション。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N58ZPYQ/ref=cm_sw_r_cp_apa_GgRuzbKJ73VME


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SONYのイヤホンMDR-EX150
よくコンビニに売っている印象を受けます。1500円くらいです。
【評価】☆☆☆
予想以上に良かったです。でもそれは、その予想がめちゃくちゃ低かったからなんですけどね。中音がスカスカですね。音質とかどうでもよくて、よくイヤホンを失くすひとはこれもわりとオススメできます。

(追記)なくした…。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00ZE3V3BS/ref=cm_sw_r_cp_apa_tqRuzbDHRDD2W

 

如何だったでしょうか。
今後もイヤホンを買う度にこの記事をアップデートする予定ですので、また今度お会いしましょう。

 

(追記)レビューしたくなるほど音が好きなイヤホンを手に入れたので、書きますね。

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TFZのEXCLUSIVE 1

…TFZ?どこそれ?って方も多いと思いますが、中華系の新興企業だそうです。そりゃ知らんわ。

私にとっては初めてのリケーブルできるイヤホンです(2pinですが)。前述のSE215にあまり思い入れがなかったもので、「リケーブル可能っつってもこんなもんか…」と思っていたのですが、友人がなんやかんやあってリケーブルしないといけない状況に陥った場面に遭遇したとき以来「リケーブルはオカルトではない」と確信したため一歩足を踏み出したわけです。

価格は(数年前の感覚があると衝撃的な)6900円。リケーブルの敷居も低くなりましたな。

【評価】☆☆☆☆☆

いやこれすごいよ。

単純に音作りがどストライクなんです。解像度が高くて、でも疲れないギリギリを攻めていてつい長時間聴いてしまう。POPな曲、もといアニソンをよく聴く方はどう考えても買い水樹奈々のDon't be longをここまで鳴らせるのはすごい。

買うときにこのEXCLUSIVEシリーズを全て比較したのですが、一番下位のこのモデルが一番好きです。(ちなみに傾向としては上になるにつれ低音が五月蝿くなります。)

ばりばりのメタルとかテクノとは残念ながら競合しますが(言っても聴けるレベル)、というかドライバー的に音数が増えるとごっちゃりします。そこが非常に惜しい。

TFZ EXCLUSIVE 1 ウッド | イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホン

 

最後に、

ヒラサワを鳴らせる環境が欲しい。

以上です。